【SEO】構造化マークアップ実装に便利なツール3選紹介

引用元:Gerd AltmannによるPixabayからの画像

「構造化データ」とは

Webページのコンテンツ情報を伝えて、正しくページを分類するための標準化されたデータ形式のこと

SEO・コンテンツマーケティングの施策として、「構造化データ」と呼ばれるデータ形式を利用することで、Googleにページの情報を正しく伝える、というものがあります。

「構造化データ」を実装することにより、実装したページは検索結果に「リッチリザルト」という、より目立つ・より利便性の高いフォーマットで表示されやすくなります。

サイト運営側としては、検索結果で任意のページに目を引ければ、それだけ多くのユーザーが流入しやすくなるというメリットがあります。同様に、ユーザー側としては、ほしい情報を探しやすくなるというメリットがあります。

構造化データの実装は、サイト運営者・検索エンジン・検索ユーザーのすべての観点から有用な部分がある施策と言えるでしょう。

「構造化データ」を実装するために

実際に構造化データを実装するには、ページごとに、最適な形式で関連性の高い正しい情報を記載する必要があります。

記述の形式はGoogleが推奨する「JSON-LD」とし、Google検索セントラルの該当記事や、構造化データのボキャブラリとして採用されているSchema.orgのページを参照しながら実装することをおすすめします。

「構造化データ」の実装・チェックに役立つツール3選

ここからは構造化データの実装やチェックに役立つ、基本的なWebツールやWebサービス3選をご紹介していきます。
これから構造化データを実装しよう、構造化データについて学ぼう、と思っている人は参考にしてみてください。

1. スキーママークアップ検証ツール

引用元/サイトURL:https://validator.schema.org/

「スキーママークアップ検証ツール」は、構造化データの記述が間違っていないかなど、文法的な誤りの有無をチェックすることができるツールです。

schema.orgによる検証ツールなので、文法チェックに関するこのツールの信頼性は高いと言えるでしょう。

使用方法は、チェックしたいページのURL、または該当の構造化データを含んだコード部分を入力してボタンを押すだけ。文法の誤りがないか(どこに誤りがあるか)、実際にどのように認識されるか、どのようにネストされるか(まとめられるか)、などがわかります。

当然ですが、Web公開されていないテストページはチェックできないので、その場合はコード自体を入力するとよいでしょう。

2. リッチリザルトテスト

引用元/サイトURL:https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

「リッチリザルトテスト」は、読んで字のごとく、構造化データを実装したページが「検索結果にリッチリザルトとして正しく表示されるように設定できているか」を確認するためのテストツールです。

こちらも「スキーママークアップ検証ツール」同様に、WebページのURLか、該当するコードを入力することでチェックを実施することができます。

リッチリザルトはGoogleの検索エンジンを対象としており、このツールもGoogleによるものです。モバイル版とパソコン版のどちらかに切り替えて、それぞれの場合で検索結果に実際にどのように反映されるかの見た目まで確認できるようになっています。

ただし、リッチリザルトテストについて注意したいのは、
「構造化データを実装したからといって必ずリッチリザルトで表示されるわけではない」
「リッチリザルトテストはあくまでテストであって実際の見え方と全く同じになるわけではない」

ということ。

その意味では、こちらもあくまで「リッチリザルトとして正しく反映されるための最低限の文法チェック」として利用するのが適切でしょう。

3. JSON Crack

引用元/サイトURL:https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

「JSON Crack」は、上の2点のツールと比べると、やや補足的なツールになります。

文法的に正しいJSONのコードを左側の枠に記述すると、左上に緑色の文字で「JSON valid」と表示され、右側の枠にツリー状に構造化データの構成をビジュアライズしてくれるツールです。
(※文法的に誤っていたり、HTMLを含んでいたり、 <script>を含んでたりするとエラーになります)

構造化データの作成には特に関係ないように思えるかもしれませんが、データを作成する際に、記述同士の入れ子の関係・階層の関係などが複雑になって混乱することもままあるので、このように視覚化された状態で確認できると非常にありがたいです。




基本的なツール3選の紹介は以上になります。 構造化データを実装する際には、ぜひ今回紹介したツールをうまく活用してみてください。

この記事の筆者

Kiyota

インターグのWEBディレクター、ライター、SEO担当。趣味は映画・マンガ・アニメ・小説などのフィクションをむさぼることです。学生時代は年間150本くらい映画を見てました。

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